日本航空大学校に必要な偏差値はどのくらい?【学費、倍率、口コミも紹介】

日本航空大学校の偏差値ってどのくらい必要なんだろう?
「航空業界への就職を考えているけど、学費が高そうだな」
「入試科目や倍率が気になる。合格するコツを知りたい!」

航空業界を目指す人にとって、日本航空大学校の偏差値や入試情報は気になるポイントですよね。

この記事では、日本航空大学校の学費や倍率、良い口コミ・悪い口コミなどをまとめてご紹介します。日本航空大学校への進学を考える上で役立つ情報が満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。

専攻航空工学科、航空整備科、航空整備技術科、操縦科、航空ビジネス科
アクセス〒929-2372
石川県輪島市三井町洲衛9部27番地7
学費1,060,000円〜
目次

日本航空大学校に必要な偏差値は?

日本航空大学校を目指す上で、気になるのは入試難易度や偏差値ではないでしょうか。航空業界で活躍したい人にとって、日本航空大学校は非常に魅力的な選択肢です。

ここでは、日本航空大学校の偏差値や倍率、入試科目などの情報をお伝えします。

日本航空大学校の偏差値・倍率情報

日本航空大学校は専門学校のため、一般的な大学のような偏差値はありませんただし、入試倍率から人気の高さがうかがえます。

倍率は学科によって異なりますが、平均して1.1倍から1.4倍程度となっています。特に人気の高い学科では、倍率が2倍を超えることもあるようです。この倍率の高さは、日本航空大学校の教育内容や就職実績への信頼の表れといえるでしょう。

日本航空大学校の入試情報

入試種類選考方法
AO入試書類選考、面談(対面またはWEB)
学校推薦入試書類選考、面接
指定校推薦入試書類選考、面接
自己推薦入試書類選考、面接
一般入試書類選考、面接、学科試験(英語I、数学I・A)

日本航空大学校では、各入試方法に応じた多様な選考方法が用意されています。

AO入試では、書類選考と面談を通じて受験生の意欲や適性を評価します。

学校推薦入試や指定校推薦入試では、書類選考と面接が行われ、在籍高校からの推薦が必要です。

自己推薦入試も同様に書類選考と面接が行われますが、出願者自身の意欲が重視されます。

一般入試では、書類選考に加え、学科試験が実施されます。

日本航空大学校ってどんな学校?

就職率の高さ

日本航空大学校の最大の特徴は、開校以来20年連続で就職率100%を達成していることです。2023年3月の卒業生も全員が内定を得ており、約7割が第一志望の企業に就職しています。

特に客室乗務員やグランドスタッフ科では高い合格率を誇っています。この高い就職率は、日本航空大学校の教育内容や就職サポートの充実さを示すものといえるでしょう。

在学中から業界との接点を持つことができ、実践的なスキルを身につけられる環境が整っています。

充実した施設と設備

日本航空大学校は、広大なキャンパスを有しており、学生たちは恵まれた環境の中で学ぶことができます。

特に注目すべきは、国産大型機YS-11や大型ヘリコプターS76を保有していることです。これらの機体を使った実習が可能であり、より実践的な教育を受けられます。

また、最新の三次元CADシステム「CATIA」を導入し、設計技術者の養成にも力を入れています。他にも、フライトシミュレーターやモックアップなど、充実した設備が整っており、質の高い学習環境が整えられています。

企業との連携

日本航空大学校は、航空業界との強いつながりを持っています。

大手航空会社や重工メーカーなど、年間90社以上の企業が学内で説明会を実施しています。学生たちは直接企業の担当者から話を聞くことができ、業界への理解を深められます。

また、インターンシップや共同研究などの取り組みも行われており、在学中から実践的な経験を積むことができます。こうした企業との連携は、学生たちのモチベーションを高め、将来のキャリア形成に大きく役立っています。

日本航空大学校の学費はどのくらい?

日本航空大学校の年間学費

学科名入学金 (円)年間合計 (円)
トータルモビリティ工学科(4年制)250,0001,210,000
航空整備科(3年制)1,210,000
トータルモビリティ技術科(2年制)1,060,000
操縦科(2年制)1,210,000
キャビンアテンダント・グランドスタッフ科(2年制)1,150,000
キャビンアテンダント・グランドスタッフ科 留学コース(3年制)1,150,000

日本航空大学校の学費は、学科によって異なります。

例えば、トータルモビリティ工学科や航空整備科の初年度納入金は約121万円、操縦科は2年間で約771万円となっています。これらの金額には、授業料だけでなく、実習費や教材費、施設設備費なども含まれています。

日本航空大学校の学費サポート

  • 奨学金制度:
    • 「さち風会奨学金」: 航空整備科の成績優秀な1年次の学生に対して50万円が支給され、返済の必要がありません。
    • 「航空整備士育成支援プログラム」: 最大50万円を無利子で貸与する制度で、将来の航空需要に対応した航空整備士の養成を目的としています。
  • 特待生制度:
    • 実用英語技能検定やTOEICのスコアに応じて授業料が減免されます。例えば、TOEIC800点以上の場合は年間30万円の減免が受けられます。
  • 家族割引制度:
    • 卒業生や在校生の家族に対する学費減免制度があり、初年度の施設設備費が全額免除されます。
  • 国の高等教育修学支援新制度:
    • 授業料や入学金の免除または減額が受けられ、日本学生支援機構から給付型奨学金を受けることができる学生が対象です。
  • 教育ローン:
    • 日本政策金融公庫による国の教育ローンでは、350万円まで借り入れ可能で、年利も低く設定されています。また、オリコやジャックスと提携した民間の教育ローンも利用可能です。

航空業界を目指すためには、一定の学費負担は避けられません。ただし、日本航空大学校では各種奨学金制度を用意しており、経済的な支援を受けられる機会があります。学校独自の奨学金に加え、日本学生支援機構の奨学金も利用可能です。

日本航空大学校の就職情報

日本航空大学校の最大の魅力は、航空業界への高い就職率です。同校は業界との強力なコネクションを持ち、卒業生の多くが航空会社や関連企業に就職しています。

ここでは、日本航空大学校の主な就職先と、手厚い就職サポート体制について詳しく見ていきましょう。

就職先

日本航空大学校の卒業生は、航空業界の第一線で活躍しています。主な就職先は以下の通りです。

カテゴリー企業名
エアライン関連企業日本航空株式会社(JAL)
全日本空輸株式会社(ANA)
スカイマーク株式会社
Peach Aviation株式会社
ジェットスタージャパン株式会社
AIRDO株式会社
ソラシドエア株式会社
日本エアコミューター株式会社
オリエンタルエアブリッジ株式会社
スプリング・ジャパン株式会社
ZIP AIR TOKYO株式会社
空港グランドスタッフ関連企業ANAエアポートサービス株式会社
JALグランドサービス株式会社
ANA成田エアポートサービス株式会社
ANA中部空港株式会社
ANA関西空港株式会社
ANA福岡空港株式会社
JALスカイ株式会社
航空整備関連企業ANAラインメンテナンステクニクス株式会社
ANAベースメンテナンステクニクス株式会社
JALエンジニアリング株式会社
重工業関連企業三菱重工業株式会社
川崎重工業株式会社
IHI航空宇宙防衛事業領域
SUBARU(富士重工業)航空宇宙カンパニー
その他の関連企業エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社
朝日航洋株式会社
日本貨物航空株式会社

このように、日本航空大学校は多様な企業に卒業生を輩出しており、特に航空業界に強いネットワークを築いています。

特に、ANAグループやJALグループ、AIRDO、ソラシドエアなど大手航空会社への就職実績が豊富です。

また、ボーイング社や三菱重工業、IHI、JALエンジニアリングなど、航空機製造や整備の分野でも多くの卒業生が活躍しています。

就職サポート

日本航空大学校は、在学中から手厚い就職サポートを行っています。具体的には以下のような支援体制が整えられています。

サポート内容詳細説明
キャンパス内企業説明会毎年、企業の採用担当者を招いて企業説明会を開催。大手エアラインや重工業など、航空業界の企業が参加し、学生は直接質問ができる機会がある。2023年度には120社が参加した。このイベントは学生のモチベーション向上に寄与する。
適正検査対策企業が実施する適正検査(SPIなど)に対する対策を行い、頻出問題を中心に練習することで、高得点取得を目指す。特に大手企業への就職希望者には必須の準備となる。
面接試験対策個別指導による面接試験対策を実施。集団面接や役員面接など、様々な形式の模擬面接を行い、過去の先輩方のデータを基にした対策が可能。これにより、学生は自信を持って本番に臨むことができる。
クラス担任制各クラスには担任がつき、学生一人ひとりの状況を把握し、悩みや質問に親身になって対応する体制を整えている。これにより、個別のニーズに応じたサポートが可能となる。
専任の就職担当教員航空業界の動向に詳しい教員が専任で就職指導を行い、学生の希望進路に合わせた手厚いサポートを提供する。面接指導から企業との調整まで、一貫した支援が受けられる。
人間教育学力や技術力だけでなく、道徳観や倫理観を重視した教育を行い、多くの企業から高い評価を得ている。この取り組みは、学生の社会人としての資質向上にも寄与している

このような手厚いサポートにより、学生たちは自分の適性を見極め、希望の就職先に合格するための準備を着実に進められます。

その結果が、20年連続で就職率100%という驚異的な実績につながっているのです。

日本航空大学校の口コミと評判

日本航空大学校の教育内容や学生生活について、在校生や卒業生はどのように感じているのでしょうか。

【良い口コミ】

「就職率が高く、サポートも充実しています。航空業界に特化した就職支援があり、先輩からのアドバイスも受けられる環境です。面接対策や業界知識など、実践的な内容の授業が多いので、自信を持って就職活動に臨めました。」(航空ビジネス科・在校生)

「先生との距離が近く、質問しやすい雰囲気があります。特に航空整備技術科の先生は実務経験が豊富で、リアルな業界の話が聞けるのが魅力です。授業は厳しいですが、その分、確かな知識とスキルが身につきます。」(航空整備技術科・卒業生)

「操縦科の授業は本当に実践的です。フライトシミュレーターを使った訓練は、まるで本物の飛行機を操縦しているかのような感覚が得られます。最新の設備が整った環境で学べるのは、この学校の大きな強みだと思います。」(操縦科・在校生)

【悪い口コミ】

「北海道キャンパスは立地が不便だと感じています。最寄り駅からバスで1時間以上かかるので、通学にとても時間がかかります。また、周辺にはあまり店舗がないので、生活するには不便です。」(北海道キャンパス・在校生)

「学校自体の環境は良いのですが、一部の教員のコミュニケーション不足が気になります。生徒への連絡事項が遅れたり、指導方針が統一されていなかったりすることがあるんです。特に急な予定変更の際は、もう少しスムーズに進めてほしいと思います。」(東京キャンパス・卒業生)

口コミを見ると、日本航空大学校の教育内容や就職サポートの充実さが高く評価されている一方で、立地の不便さや一部の教員の対応に課題があるようです。

ただし、総合的に見れば、日本航空大学校は Aviation業界を目指す人にとって、非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

在学中から実践的な学びを積み、確かなスキルを身につけられる環境が整っています。

当サイトに寄せられた口コミ

学費は航空系でかなり専門的なので高いです。

でも、同じ夢を目指す子が全国から集まるので、学校生活はとても充実しています。

寮で生活していますが、二人ぐらしで合宿みたいで楽しいですし、食事も3食ついてくるので寮生活も慣れるととても楽しいですよ。

(たくやさん・航空ビジネス科・在校生)

CAの就職率は高いので、自分のあこがれの仕事に近づける学校だと思います。

その分、授業も実習は大変ですが、先生方はとても丁寧に教えてくださるので、頑張りがいがあります。

(かんなさん・航空ビジネス科・卒業生)

学校には実機があって、航空整備を学びやすい環境が揃っています。

先生方は、現場で働いていた方ばかりなので、わかりやすく説明してくださいます。

理解するのが結構大変ですが大好きな実機を目の前に毎日学べるのはとても幸せです。

(あきらさん・航空整備士・卒業生)

すぐにでかけられるところがあるわけではないし、コンビニまでも結構時間がかかります。

近くに何もない分、勉強に集中できるので、本気で航空系の仕事につきたい人には向いている学校だと思います。

(ゆうきさん・航空工学科・在校生)

さいごに

日本航空大学校は、航空業界で活躍したい人にとって最適な学校といえます。充実した施設と設備、企業との連携、手厚い就職サポートなど、将来のキャリア形成に役立つ環境が整っています。

入試に特別な偏差値は必要ありませんが、倍率の高さからも人気の高さがうかがえます。学費についてはやや高めですが、教育の質の高さを考えると納得のいく金額設定といえるでしょう。

在校生や卒業生の口コミからは、日本航空大学校の魅力と課題が見えてきました。立地の不便さなどの課題はありますが、実践的なカリキュラムと手厚いサポートは大きな強みです。

もし航空業界でのキャリアを真剣に考えているなら、ぜひ日本航空大学校の受験を検討してみてください。

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この記事を書いた人

大学を卒業後、学生のキャリア支援を行うため、某専門学校に就職。今は独立し、専門学校の魅力を伝えるために当サイトを運営しています。進路相談の経験と100校以上の専門学校を調査した知識で学生たちの悩みを解説していきます!

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