専門学校で成績悪いと留年?留年するとどうなる?

  • 専門学校で留年ってあるの?
  • 留年するとどうなるの?

高校生が専門学校へ進学を検討する時に、考える悩みです。

小学校や中学校では、テストの点が悪くても、次の学年に進学することができましたが、高校では赤点をとり、1年間の成績が悪いと同じ学年をやらなくてはいけません。

では、専門学校でも、進級するためのテストがありますが、実際に留年することがあるのでしょうか?

留年になってしまう可能性や、なってしまった時の影響はどのように出てしまうのか一緒に見ていきましょう!

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目次

専門学校に留年はある?

では、専門学校に留年はあるのか?

答えは留年はあります。

留年になってしまう条件は専門学校ごとに違いますが、一定の基準を超えていないと、もう一度同じ学年を過ごすことになります。

大学で留年してしまう例はよく聞くと思いますが、専門学校でも留年はあるようですね。

では、どのようなパターンが留年になってしまうのか見ていきましょう。

留年になってしまうパターン

では、留年になってしまうパターンとは?

大きく分けて

  • 必要単位を取得できない
  • 出席日数が足りない

の2つです。

1つずつ解説していきますね。

必要単位を取得できない

1つ目は、進級に必要な単位を取得できていないことです。

単位の基準は、学校・先生によって違いますが、大半がテストやレポート・課題です。

特にテストで合格ラインをとっていないと、進級するできない例は多い傾向にあります。

また、国家資格の合格が卒業試験だったりするので、普段から学内の授業を真剣に受けているかがとても大事ですね。

出席日数が足りない

2つ目は、出席日数です。

これは、高校や大学と同じで、1年間で必要な出席日数を満たしていないと進級することはできず、大学や高校よりも条件が厳しいことが多いです。

1回でも欠席すると、単位をくれない授業もあります。

授業に出席するのは、進級において最低ラインではありますが、授業に出席せず、留年してしまう学生は結構多いです。

留年してしまったら…

では、たった1つでも単位を落として、留年してしまったら、どうなってしまうのか?

1つずつ見ていきましょう。

もう一度同じ学年で勉強

留年になってしまったら、同じ学年をもう一度することになります。

落としてしまった単位を取得しなくてはならず、1単位落としただけでも、同じ学年です。

また、大学みたいに、同じ学年を2年以上続けることもできないので、仮に2年連続で留年をしてしまうと、退学処分になってしまいます。

そうなると、最終学歴は高卒になります。

奨学金が止まる

留年になると、奨学金が止まってしまいます。

奨学金は、本来学校で勉学に励む学生を経済的に支援するものですので、学業に対して、意欲的に取り組んでいないと判断され、給付が停止される可能性があります。

留年しても、学費の支払いは続くので、アルバイトをするか、親に借りて、留年分の学費を支払わなければなりません。

学費を払えず、中退の可能性もあります。

実習にいけない

留年して実習に行けないというのは、よく見られるケースです。

実習というのは学んだことを実践の場で試す機会なので、スキルが身に付いていても、単位が取れていなければ、半人前と扱われ、実習に参加されてもらえません。

看護の専門学校では、たった1つ単位を落としただけで、次の年にある大きな実習に参加できないというケースがあります。

専門学校によっては、1年間の授業時間の7〜8割が実習という学校もあるので、細心の注意を払ったほうがいいですよ。

国家試験を受けることができない

専門学校は、大学と違い、専門スキルを学ぶ場なので、国家資格を受験することがとても多いです。

ただ、単位を落とし、留年してしまうと国家資格の受験資格を失うことになります。

卒業することを前提として、国家資格の受験資格をもらえるものもあるので、本来受けるはずであった国家資格を受けることができません。

中退すると、最終学歴は高卒になる

上記のように、留年すると、いろんな問題が発生します。

学費が払えなかったり、年下の学生と馴染めなかったりして、専門学校を中退する学生は結構多いです。

ただ、中退すると、最終学歴は高卒になります。

高卒であることに問題はありませんが、専門学校で学んだことは全く社会では通用しなくなします。

学んだ知識はあっても、それを活かすための資格や学歴(専門士)を持っていないので、就職には全く活かすことはできません。

就職はできる?

もし、留年してしまうと、将来、就職できるのか心配な方も多いと思います。

答えは、
就職はできます!

留年してもちゃんと卒業すれば、最終学歴は、専門士(専門卒)になりますし、学んだことを活かせる職場に就職することができます。

ただ、留年したというキャリアもついてしまうので、留年はしないほうがいいですね。

留年しないためには

では、留年をしないためには、どうしたらいいのか、最後見ていきましょう!

しっかり授業に出席する

1番の方法はとてもシンプルです。

授業に出席することです。

仮にテストの結果があまり良くなくても、授業にちゃんと出席し、まじめに受けていれば、授業態度を加味して単位をもらうことだってあります。

実際、授業態度が単位に大きく影響することは多いです。

1回でも授業を休めば、次の授業についていけなくなるので、授業の出席するのは当たり前ですね!

補講や追試を受けて回避する

他の方法としては、補講や追試験を受ける方法があります。

出席日数が足りなかったり、合格点に到達せず、留年の危機になった場合、追試験で救済措置を取ってくれる学校もあります。

補講は有料で、1コマ2,000〜4,000円ぐらいです。

留年を回避するために本来開かれない授業をしてくれるのですから、有料なのは、当たり前ですよね。

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さいごに

ここまで、留年についてまとめてきました。

[st-kaiwa1]さいご、簡単にまとめると、

  • 留年になると、奨学金が止まったり、同じ学年をやらなくてはいけない問題が発生する
  • 国家資格が受けられない
  • 就職はできるが、留年のレッテルは残る
  • 補講や追試の救済措置がある

といったところですね。[/st-kaiwa1]

留年をしてしまうと、同じ学年で学んでた友達と離れてしまうのが何よりも辛いです。

自分以外が進級するわけですから、精神的に厳しいところがあります。

専門学校を考えている学生の方は、しっかりと授業を受けて留年にならないようにしましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

大学を卒業後、学生のキャリア支援を行うため、某専門学校に就職。今は独立し、専門学校の魅力を伝えるために当サイトを運営しています。進路相談の経験と100校以上の専門学校を調査した知識で学生たちの悩みを解説していきます!

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