
いきなりですが、「闇」「末路」と聞いて、どういう印象を持たれるでしょうか。
多くの方がネガティブな印象を持たれると思います。
今回は、実際、漫画専門学校の闇はやばいのかなど、漫画専門学校の実態を解説していこうと思います。
5月は専門学校の資料請求が増える時期
5月は9月から始まる入試に向けて、高校生が気になる学校をチェックを始める時期です。
オープンキャンパスに参加したり、両親と一緒に相談会に参加したりと、自分の進路を決めていく大事な時期です。
学費や学校の雰囲気などは資料請求・オープンキャンパスに参加してみないとわからないので、気になる学校+@で複数の専門学校の資料請求をするようにしましょう。
オススメ1:代々木アニメーション学院
40年の歴史を持つ知名度NO.1の伝統校。
数多くの芸能人・有名人を輩出しているスクールです。
オススメ2:アミューズメントメディア総合学院
企業との繋がりが強く、現場実習が盛んな専門学校。
学校内でインターンができるというのが大きな特徴です。
オススメ3:総合学園ヒューマンアカデミー東京校
全国最大規模の専門学校。
現役プロによる授業を受けたい方にピッタリの学校です。
目次
漫画専門学校の闇
まず、漫画専門学校の闇と言われていることは
- 漫画家としてデビューできるのはほんの一握り
- 意味のない授業が多い
- やる気のない生徒が多い
- 誰でも入学できてしまう
ということが挙げられます。
1つずつ解説していきます。
漫画家として成功できるのは一握り
見出しの通りですが、これは漫画の専門学校に限ったことではありません。
直接持ち込んだり、新人賞に申し込んでも、漫画家として成功できるのはほんの一握りしかいません。
1つの実例として、1968年から約50年間で700以上もの作品を連載してきた週刊少年ジャンプ。
50年のうち、5年以上連載が続いたのはたったの40作品しかなく、確率にすると5%となります。
例えデビューすることができても、100人中95人は途中で連載が終わることになります。
実際、漫画家を目指す人はもっと多いですから、そもそもデビューできるかどうかも厳しいです。
そのくらい厳しい業界ということです。
もう一度言いますが、これは専門学校に限ったことではなく、直接出版社に作品を持っていっても、新人賞に応募してもデビューできるかどうかはわかりません。
意味のない授業が多い
これは専門学校でよくあることですが、「これ漫画家になるために必要な授業?」という授業が結構あります。
なぜかというと、専門学校という名の通り、専門的な勉強をして行く場所ではあるのですが、教育機関でもあるので、文部科学省が定める勉強の規定・時間などがあります。
そのため、英語だったり、数学だったりと漫画のスキルを身につける授業を学ばなければいけません。
専門的なことを学ぶ時間はカリキュラムの半分を超えたらいいところだと思います。
勉強したくなくて専門学校に入ったのに!という生徒にとっては結構ショックかもしれません。
誰でも入学することができる
専門学校は大学や高校入試のように学力が問われることがなく、基本面接で行われることが多いです。
ただ、誰でも入れるということで
- やる気のない
- 漫画が好きなだけで漫画家として志望度が低い
生徒が集まりやすいです。
そのため、専門学校を途中でやめてしまったり、授業に参加しない生徒も結構多いです。
多くの生徒が
- 思ってたのと違った
- 周りの雰囲気についていけない
という理由でやめていきます。
誰でも入れると言えども、専門的なことを学ぶ場なので、楽なわけはありませんよね。
漫画専門学校の評判・口コミ
私は漫画の専門学校に1年間通っていましたが、漠然と「漫画家になりたい」と思っていただけで、入学するまで漫画を描いていたわけではなかったので、正直絵は下手でした。
なのでいざ学校に通い出したら、まわりの人の絵の上手さに驚き、早くも心が折れてしまいましたが、それでもなんとか通学は続けていました。
いよいよ卒業の時期が近づいてきて生徒の卒業作品集を作ることになり、その作品集に掲載する漫画を下手ですが自分なりに一所懸命に描きました。
そうしたらその作品を「良かったよ」「面白かった」と数人の人が言ってくれました。
下手なので恥ずかしかったのですが嬉しかったことを覚えています。

仲間がいるのが最高です
ゆう
通って良かったことは、頑張る仲間が目の前にいることで、自分も頑張ろうと思えることです。
在学中に新人賞を獲ったり、雑誌に掲載された同級生もいましたが、自分のことのように皆で喜び合い、掲載された雑誌をこぞって読んでいました。

入学しただけで漫画家にはなれない
さき
入学当初は、この学校に入学すれば漫画家になれると思い込んでいましたが、現実はそう甘くはありません。
甘い考えで入学した大半の生徒は時間が絶つにつれて登校してこなくなり、最終的には高い金を払っただけで辞めていきました。
残りの少数の人達はコツコツ努力を続けながら、学生期間中も持ち込みや連載、又は他のイラスト業務を企業から任されたりと学生という立場でありながらも社会人同様の仕事をしながら活動していく人もいました。
少数派の学生の姿を見て私も頑張らないといけない奮起させてもらった結果、私は無事卒業、今ではイラスト関係の仕事にも携わる機会もできました。
結果として漫画家は叶いませんでしたが、専門学校で経験を積み様々な可能性があることを実感し、学生の頃から競争社会の楽しさや恐ろしさを知れたことが良かったです。
闇が深い漫画専門学校などない
ここまで漫画専門学校の闇についてまとめてきました。
しかし、実際闇が深い専門学校はありません。
漫画家として活躍するのは簡単なことではありませんが、実際、専門学校からプロの漫画家として活動している方は結構いらっしゃいます。
よく専門学校は闇が深いと言われますが、その一つの理由に何も知らずに入学してくる生徒が多いことが挙げられます。
「思ってたのと違った」「希望した就職先につけいない」とあまり努力してなかった人が言い訳でいっていることが多いです。
専門学校からプロの漫画家が出ているのは事実なので、厳しい道ではあり、必ずではありませんが、努力次第では漫画家としてデビューできる可能性もあります。
専門学校を検討している方はこういう声に惑わされないようにしたいですね。
次の章では、どうやって評判のよい専門学校を探せばいいのかを紹介していきます。
漫画専門学校の選び方
この章では、漫画専門学校の選び方について解説していこうと思います。
漫画専門学校の選ぶポイントとして、
- デビュー実績がしっかりしているか
- 漫画家以外の道でも活動できるのか
- 学校の雰囲気が自分にあっているか
- 学校の先輩の話を聞く機会があるかどうか
を重点的にみて行くといいでしょう。
漫画家を目標にするのもいいですが、ここまで説明してきたように漫画家として活躍できるのはほんのひと握りです。
漫画家になれなかった時、違う道を学校がちゃんと用意してくれるのかをみておきましょう。
そして、気になる学校がある方は、
ココがポイント
- 学校のパンフレットを取り寄せる
- オープンキャンパスに参加する
- 両親とともに専門学校へ進路相談をする
というアクションを起こすことが大事です。
次の章では、おすすめのゲーム専門学校を紹介していきますので、気になる専門学校があれば、パンフレットを必ず取り寄せておきましょう。
おすすめの専門学校
代々木アニメーション学院
学費 | - |
カレッジ | エンタメ学部(声優タレント科、2.5次元演劇科、声優アニソン科、Youtuber科) エンタメスタッフ学部(芸能マネジメント科、PA・照明科、イベント企画科、2.5次元舞台演出・舞台制作科) アニメ学部(アニメーター科、アニメ背景美術科、アニメ監督・演出科、アニメ音響科) デジタルアニメ学部(アニメ3DCG、モデリング科、アニメ撮影・編集、特効科) クリエイター学部(イラスト科、シナリオ・小説科、衣装デザイン科) マンガ学部(マンガ科、デジタルコミック科、マンガプロデューサー・編集者科、絵本クリエイター科) ゲーム学部(ゲーム総合科、ゲームプログラミング科) こども学部(こども保育科、イラスト保育Wスクール、声優保育Wスクール) |
校舎 | 東京校、池袋校、大阪校、なんば校、名古屋校、福岡校、札幌校、仙台校、広島校、金沢校 |
学費支援サポート | あり |
1日の授業時間 | 午前(9時〜12時10分)・午後(12時50分〜16時)の2部制 |
無料説明会・体験授業 | 各校舎にて開催中! |
代々木アニメーション学院は、創立43年目を迎える歴史ある専門学校です。
卒業生は12万人を超え、日本で製作されるほぼ全てのアニメ作品に代アニの卒業生が関わっていると言われています。
また、代アニは商業ベースの劇場やライブホールを所有しており、プロとして現場実習を積むことができるのも特徴です。
他の専門学校に比べて、歴史がある分業界との繋がり・パイプが強いのが多くな魅力ですね。
難点を上げるとしたら、電話営業が他校と比べて少し多いことくらいですね。
アミューズメントメディア総合学院
学費 | 1,280,000円 |
カレッジ | ゲームクリエイター学科、ゲームクリエイター学科、ゲーム・アニメ3DCG学科、アニメーション学科、キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、小説・シナリオ学科、声優学科 |
校舎 | 東京・大阪 |
学費支援サポート | あり |
男女比 | 男性55.6%:女性44.4% |
無料説明会・体験授業 | 各学科ごと開催中! |
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、マンガやイラストの制作現場に在校中から参加できることです。
学内には「AMG出版」という独自の出版社があり、外部企業と連携してマンガやイラストの商品開発を行なっています。
学生はこの出版社の制作現場でプロと共に商品を企画し、作品を制作することができます。
プロに近づくにはプロから学ぶのが1番の近道なのでその環境が整っているのがこの学校最大の魅力ですね。
専門学校をやめていった人の末路
さいごに漫画専門学校を途中でやめてしまった人の末路を紹介したいと思います。
高卒になる
専門学校を中退すると、その人の最終学歴は高卒となります。
日本の企業は学歴を重視する傾向にあるので、
最終学歴:高卒+専門学校をやめた人
という学歴の人を企業はなかなかとってくれないでしょう。
何かスキルを持った状態で中退するのであれば、まだいいのですが、何もない状態でやめてしまうと、そのままフリーターとして生活して行く人が多いので、危機感は持った方がいいですね。
フリーターになる
1つ目と少し被りますが、専門学校を辞めた大半の人がフリーターとして、バイトをしながら生活して行く人となります。
フリーターにはフリーターの良さがありますが、やりたいことも目標がないままだとそのまま時間だけがすぎて行くので、気をつけたほうがいいですね。
さいごに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は、漫画専門学校の闇について解説してきましたが、闇を持つ専門学校はなく、やる気のない人が闇を生み出しているのです。
しっかりとした学校選びをしていれば、学校とのミスマッチも防げるので、気になる学校があれば、1つでもいいのでぜひパンフレットを取り寄せてください!
下手でも通って良かった
あみ