「イラスト専門学校って多すぎて選べない…」
「おすすめのイラスト専門学校ってどこ?」
といった悩みを抱える高校生・社会人は少なくありません。
今回は、専門学校を100校以上調査してきた筆者が、行ってよかったと思えるイラスト専門学校について解説していこうと思います。
5月は専門学校の資料請求が増える時期
5月は9月から始まる入試に向けて、高校生が気になる学校をチェックを始める時期です。
オープンキャンパスに参加したり、両親と一緒に相談会に参加したりと、自分の進路を決めていく大事な時期です。
学費や学校の雰囲気などは資料請求・オープンキャンパスに参加してみないとわからないので、気になる学校+@で複数の専門学校の資料請求をするようにしましょう。
オススメ1:代々木アニメーション学院
40年の歴史を持つ知名度NO.1の伝統校。
数多くの芸能人・有名人を輩出しているスクールです。
オススメ2:アミューズメントメディア総合学院
企業との繋がりが強く、現場実習が盛んな専門学校。
学校内でインターンができるというのが大きな特徴です。
オススメ3:総合学園ヒューマンアカデミー東京校
全国最大規模の専門学校。
現役プロによる授業を受けたい方にピッタリの学校です。
目次
イラスト専門学校に通うメリット
ここでは、イラスト専門学校に通うメリットについて解説していこうと思います。
先にポイントを挙げると、
- 短期間でイラストについて学ぶことができる
- プロから直接学ぶ環境がある
- 企業の制作現場で実習を積むことができる
となります。
短期間でイラストについて学ぶことができる
専門学校の学ぶ期間は2〜3年で、大学に比べ短いです。
そのため、その短い期間でイラストに必要な知識・スキル1〜10まで学んでいきます。
覚えることはたくさんあり、とても大変ですが、その分、大学生より早く社会に出て即戦力として活躍することができます。
イラストの大学は全国に多数ありますが、英語や数学、イラストとは関係ないパソコンの授業など、イラストの仕事に就きたい学生からするとあまり意味のない授業が多いです。
その点、専門学校では、イラストに関した授業・現場実習が多いので、自分の好きなことを学びたい人にはとても適した学びの環境となっています。
プロから直接学ぶ環境
イラスト専門学校の先生は、プロとして活躍されている方が教えてくれることが多いです。
イラストレーター、アニメーターとして現場で活躍されているので、現場で必要な力・スキル、コミュニケーション能力、求められる力など、社会で必要な力をリアルに学ぶことができます。
プロから学ぶメリットとしては、スキルやメンタル面もありますが、業界との繋がりができることもとても大きいです。
インターンシップや仕事など、先生を通して紹介されるケースもあり、授業では得られない経験をすることができます。
インターンシップ先でそのまま就職を決める生徒もいるくらいですから、プロとの繋がりは大事にしていくべきですね。
企業の制作現場で学ことができる
専門学校では、「産学共同」と呼ばれる出版社やゲーム・アニメ制作会社と連携して、企業の制作現場で経験できるシステムがあります。
知名度のある専門学校であれば、ほとんどあるシステムになります。
企業の方に直接指導・アドバイスをもらえるので、得られるものはとても大きいですし、何より企業と協力して制作した作品が世の中に出る可能性もあります。
企業も専門学生の若い考えを求めていることもあり、学生が考えた制作作品が良ければ、上記の可能性は十分にありますし、企業・専門学校ともにwin-winの関係性になれます。
また、制作した作品は、就活の際自分の制作した作品(ポートフォリオ)、経歴の一つにできるので、メリットはとても大きいですね。
イラスト専門学校に通うデメリット
ここまでイラスト専門学校のメリットについて解説してきましたが、デメリットもあります。
デメリット面に関しても解説していこうと思います。
自由な時間が少ない
1つ目のデメリット面は、大学生に比べ自由に過ごせつ時間が少ないということです。
大学は4年間あるのに比べ、専門学校は2〜3年間という期間でイラストの勉強をしていくので、授業のカリキュラムも詰まっています。
- 1日のカリキュラムが多い
- 課題が多い
- 毎日授業がある
と大学生より忙しいので、なかなかアルバイトや自由な時間が作りにくいです。
大学生であれば、自分で授業を選択して、空きコマや1日休みを作ることができますが、専門学校では学ばなければいけない授業が多いので、自由に授業を選択できることは少ないです。
時間を作れても空きコマを作るくらいです。
なので、多くの学生が長期休みを使ってアルバイトをしたり、学校終わってからバイトをして睡眠時間を削って課題をする生徒が多いです。
自由な時間が欲しいという方にはイラスト専門学校はあまり向いてないですね。
何を決め手にイラスト専門学校を選んだのか?
専門学校の卒業生80人に何を理由に専門学校への入学を決めたのかをアンケートを取りました。
決め手 | 人数 |
学校の雰囲気 | 34 |
オープンキャンパス | 32 |
学費 | 31 |
家からの近さ | 21 |
ネームバリュー | 18 |
学校の推薦 | 10 |
なんとなく | 8 |
先輩が通っているから | 7 |
ネットの口コミ | 3 |
この結果から、
- 多くの方がオープンキャンパスに参加して、しっかりと学校の雰囲気を感じて入学を決めている
- ネットの口コミだけでは決めていない(入学を決める指標として口コミはあまり参考にならない)
- 学費はしっかりと調査している
ということがわかります。
ネットの口コミを見る方はとても多いですが、学校選びで一番重要なのは他人の意見ではなく、学校の雰囲気が自分に合っているかどうかです。
「OO専門学校は楽しくない、先生がとても不真面目だ」という口コミがあったとしても、それは学生にの一つの意見でしかありません。
もしかしたら、他の学生は楽しくて最高な環境と感じているかもしれません。
プラスもマイナスな意見も実際に行ってみなければわからないことが多かったりします。
イラスト専門学校への入学を考えている方は、次の章で、おすすめの専門学校・スクールを紹介しているので、ぜひ、オープンキャンパスに参加して学校の雰囲気をぜひ感じてみてください!
レベルの低いイラスト専門学校の見極め方
ここでは、レベルの低いイラスト専門学校の見極め方について紹介していこうと思います。
重要となるポイントとしては、
- 学校の雰囲気は自分に合っているか
- 就職実績にて大企業・有名企業の名前があるか
- 定員割れしていないか
- 学費はいくらか
の4点となります。
特に一番重要なのは1番の学校の雰囲気があっているかどうかで、見極めるコツはオープンキャンパスに参加することです。
レベルの低いイラスト専門学校は、参加した瞬間、自分に合わないことがわかりますし、入学すれば、中退する原因になりかねません。
専門学校を中退する理由は、
- 学費の支払いが厳しくなった
- 学校の授業、課題についていけなくなった
- 楽しくない
と様々ですが、多くの理由が自分に合わなかったという声です。
入学してみなければわからないこともありますが、オープンキャンパスに参加していれば、先生や先輩の雰囲気、学校の設備、家からどのくらいの時間がかかるのかなど、入学前にわかることはたくさんあります。
オープンキャンパスに参加した知らない学校の子とその場で仲良くなって、そのまま遊びに行ったということもよくあります。
参加するのは時間を割くということでもあるので、少し面倒ではあるのですが、自分の将来のために気になる学校は参加するといいですよ!
イラスト系専門学校のおすすめは?
代々木アニメーション学院
学費 | - |
カレッジ | エンタメ学部(声優タレント科、2.5次元演劇科、声優アニソン科、Youtuber科) エンタメスタッフ学部(芸能マネジメント科、PA・照明科、イベント企画科、2.5次元舞台演出・舞台制作科) アニメ学部(アニメーター科、アニメ背景美術科、アニメ監督・演出科、アニメ音響科) デジタルアニメ学部(アニメ3DCG、モデリング科、アニメ撮影・編集、特効科) クリエイター学部(イラスト科、シナリオ・小説科、衣装デザイン科) マンガ学部(マンガ科、デジタルコミック科、マンガプロデューサー・編集者科、絵本クリエイター科) ゲーム学部(ゲーム総合科、ゲームプログラミング科) こども学部(こども保育科、イラスト保育Wスクール、声優保育Wスクール) |
校舎 | 東京校、池袋校、大阪校、なんば校、名古屋校、福岡校、札幌校、仙台校、広島校、金沢校 |
学費支援サポート | あり |
1日の授業時間 | 午前(9時〜12時10分)・午後(12時50分〜16時)の2部制 |
無料説明会・体験授業 | 各校舎にて開催中! |
代々木アニメーション学院は、創立43年目を迎える歴史ある専門学校です。
卒業生は12万人を超え、日本で製作されるほぼ全てのアニメ作品に代アニの卒業生が関わっていると言われています。
また、代アニは商業ベースの劇場やライブホールを所有しており、プロとして現場実習を積むことができるのも特徴です。
他の専門学校に比べて、歴史がある分業界との繋がり・パイプが強いのが多くな魅力ですね。
難点を上げるとしたら、電話営業が他校と比べて少し多いことくらいですね。
アミューズメントメディア総合学院
学費 | 1,280,000円 |
カレッジ | ゲームクリエイター学科、ゲームクリエイター学科、ゲーム・アニメ3DCG学科、アニメーション学科、キャラクターデザイン学科、マンガイラスト学科、小説・シナリオ学科、声優学科 |
校舎 | 東京・大阪 |
学費支援サポート | あり |
男女比 | 男性55.6%:女性44.4% |
無料説明会・体験授業 | 各学科ごと開催中! |
アミューズメントメディア総合学院の魅力は、マンガやイラストの制作現場に在校中から参加できることです。
学内には「AMG出版」という独自の出版社があり、外部企業と連携してマンガやイラストの商品開発を行なっています。
学生はこの出版社の制作現場でプロと共に商品を企画し、作品を制作することができます。
プロに近づくにはプロから学ぶのが1番の近道なのでその環境が整っているのがこの学校最大の魅力ですね。
HAL東京
HAL東京の特徴
- 9年連続就職率100%
- 大会での高い実績
- 東京・大阪・名古屋にある校舎
- 高度専門士を取得できる(4年制学科)
HAL東京の大きな魅力は、他の専門学校にない圧倒的な実績です。
- 「日本ゲーム大賞2022 アマチュア部門」7作品(受賞10作品中)が16年連続で受賞
- サイバーエージェント主催「CG Grand Prix "3D Cross" powered by CyberAgent」にてグランプリ受賞
など、日本での大会で大きな成果を残しています。
また、就職や国家資格試験がうまくいかなくても、卒業後2年間は学費支援もあるので、サポート支援もしっかりと整っています。
東京工学院専門学校
東京工学院専門学校の特徴
- 創立以来7万人の卒業生輩出
- 32学科86コースが一つのキャンパスで学ぶ
- 専門学校に通いながら「学士」が取得できる 「Wメジャー制度」
- 他学科共同の実践型学習
東京工学院専門学校の大きな魅力は、未来の選択肢を広げることができる大学コースがあることです。
学校に通いながら、4年間大学コースのカリキュラムをこなすので大変ではありますが、より高度な専門知識、将来の幅を広げることができます。
選択できる分野は、経営・法律・文学・小学校教諭・保健体育の5つの分野に分かれ、自分が身につけたい分野によって選択することができます。
イラストレーターを目指しながら、将来は独立を目指したいという方にはピッタリですね。
東京デザイナー学院
東京デザイナー学院の特徴
- 自分に合わせたカリキュラムを作成できる
- プロが使う制作環境
- 45000人の卒業生が活躍しているおかげでデザイン業界と強い繋がりがある
東京デザイナー学院の強みは、全学科から自分オリジナルの時間割を作成することができることです。
1年次後期から他学科の授業から選択することができ、自分の分野以外のことまで幅広く学ぶことができます。
自分の武器を増やすことができるので、就職の際、選択肢を広げることができますよ。
また、2022年に創立59年を迎え、これまで多くの卒業生を輩出しているため、デザイン業界との繋がりも強く、求人も多く寄せられます。
最後に
ここまで、イラスト専門学校について解説してきました。
イラスト専門学校は全国に多数あり、大都市になればなるほど、その数は増えます。
今回、筆者のおすすめをあげましたが、自分の気になる専門学校について調査して、学校を決めるのが一番良いです。
ぜひ、皆様の学校選びの参考になれば、嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。